ここだけの内緒話!?動物病院での月1回の面談の様子を覗いてみよう!
当院では開院当初より“1on1ミーティング”という幹部スタッフ(代表・院長・副院長)と勤務スタッフの1対1の面談の時間を月1回1時間設けています。
定期的に双方向から様々な意見を交わし合うことで、当院が掲げている理想の動物病院像・スタッフ像へさらに近付くことを目指しています。
では、1on1ミーティングでは何を目的としてどんな内容を話しているのか。今回はその内容と様子をご紹介していきたいと思います。
獣医師、動物看護師、トリマー、クラークなどそれぞれが思い描く成長をサポートできるように1on1ミーディングは始まりました。
スタッフや病院にどんな課題があり、どのようになりたいかしていきたいかを一緒に考えて、それぞれのハードルを越えていきます。
また、幹部はスタッフが今どんなことに対して興味関心をもち、それについて勉強しようとしているのか、何にやりがいを感じているのか、それぞれが考えていることを把握することで、教育を個別に合わせてサポートすることや適材適所に配置することが出来るようになりました。
業務内容や人間関係に対して不満や悩みを抱えたまま働くのでは、よい職場環境とはいえませんよね!
最高の職場環境づくりのために幹部スタッフに対しても忌憚のない意見を伝えられる場があり、風通し良く活発な雰囲気のある環境を目指しています。
定期的に相談できる機会があることで、問題の解消に繋がり、さらにモチベーションを下げずに一人ひとりが本来の実力をいきいきと発揮できるような職場環境だと感じています。
また、ミーティングでスタッフ間のコミュニケーションをとることも重要です。人となりを知り信頼関係を築くことで日々の業務が円滑になり、その結果としてよりよい獣医療の提供に繋がると確信しています。
それでは、ミーティングの様子を覗いてみましょう。
毎回初めに話すことは仕事プライベート問わず最近あった良かった事や楽しかった事、または新しく始めた事や発見などについてです。
いきなり本題に入るのではなく身近で起きた良い話から始まるため雰囲気が和み、よりリラックスした話しやすい場をつくることができています。
これはスタッフ間の相互理解を深めるきっかけになり、毎日の業務を円滑に進めるヒントも見つかります。
また、良い事や新しい発見を話すためには日々の生活の中で常にアンテナを張っておく必要があるため、小さな物事にも気付けるようになります。
例として「愛犬とドッグランに遊びに行って楽しかった。」「近所に新しくできたパン屋さんのクロワッサンがおいしい。」など、取り留めのない会話を楽しくしています。
実際に1on1ミーティングで話している内容は様々です。
スタッフそれぞれが抱えている問題や悩みを相談したり、もっとこうしたらペットとその家族に喜んでいただけるのではないか、業務が効率よく行えるのではないかという改善点の提案など多岐にわたります。
話題にすることで新たな課題が見つかったり、1人で考えていたことを解決する糸口を見つけられることもあります。
例としてスキルアップのための勉強に適切な教科書やセミナーを紹介してもらったり、提案に対しての幹部目線での意見を聞き内容をブラッシュアップして実践に繋げることができたりします。
新しく挑戦したいことや力を入れて頑張っていきたいことがあれば、それに対してアドバイスをもらってサポートするための協力体勢を整えてもらえるため、モチベーションの向上にも繋がります。
はたまた話題のスポーツやゲームについてなど、プライベートな雑談に花を咲かせていることもあります。
時には真剣に、時には和気あいあいと話をしているため毎回あっという間に1時間経っていることが多いです。
1ヶ月間のThanksGiftの結果を受け取るのもこのミーティングの時間です。
自分の言動に対して周りのスタッフが感謝の気持ちを持ってくれていることを再認識できるので、とても嬉しく思う時間のひとつです。
ThanksGiftについて詳しくはこちらをご覧ください。
また、当院で行っている取り組みで読書習慣というものがあります。毎月1冊本を読み、そこから学んだ点や業務に生かせそうな内容を共有しています。
このように1on1ミーティングを行うことについて、スタッフからは「日頃は言いにくい話でもできる場。」「小さな気付きから業務の改善に繋がると嬉しい。」「頑張ったことに対してしっかり評価してもらえるとやりがいになる。」といった意見があり、よい効果をもたらしているようです。
今回ご紹介した1on1ミーティングの他にも読書習慣など院内の活性化のために行っている取り組みがありますので、また改めてご紹介させていただきますね。