アビシニアンの人気のヒミツは?性格や特徴をご紹介します!
毎回大好評の猫種別シリーズ、今回はアビシニアン編です!
少し珍しい猫種ですが、名前を聞いたりペットショップなどで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
私自身も実際にアビシニアンと暮らしていますが、とてもかわいらしく愛嬌たっぷりな猫です!今回はそんなアビシニアンの魅力をたっぷりご紹介します!
アビシニアンの歴史
アビシニアンはとても歴史のある古い猫で、古代エジプトの壁画や彫刻に描かれていたという説があります。また元々エチオピア(旧:アビシニア)にいたズーラという名前の猫が品種改良され、現在のアビシニアンになったと言われています。
20世紀初めごろにイギリスで絶滅の危機に陥りましたが、他国の協力のもとその危機を脱出することができました。
性格と特徴
性格
すらっとした筋肉質な体型から想像がつくと思いますが、アビシニアンは活発でとても運動神経が良く部屋中を駆け回るほど遊ぶことが大好きです。また人懐っこく温厚で賢く家族には従順ですが、神経質な面もあるため環境の変化や多頭飼育には注意しましょう。
日頃から遊ぶ時間は十分に確保し、スキンシップなど愛情表現を欠かさないようにしましょう。
アビシニアンはあまり鳴かない猫としても知られており、集合住宅で鳴き声が気になる方にも飼育しやすい猫といわれています。
特徴
①筋肉質ですらっとした体型
②丸みのある顔に大きなアーモンド型の目と大きな耳
③被毛の1本1本が縞模様
毛色はルディ、レッド、フォーン、ブルーの4種類があります。
アビシニアンの特徴でもある被毛ですが、1本に3~4種類の色に分かれています。毛をかき分けたり、落ちている毛を見るとその複数の色を確認する事が出来ます。
しつけと暮らし方
運動できる環境をつくる
運動量が多いため家の中で充分に運動できるよう上下運動ができるキャットタワーなどの設置、自由に走り回れる環境づくりに努めましょう!
好奇心旺盛のため遊びで欲求が満たされていないと脱走の原因にもなります。最低でも1日10分程度は遊ぶ時間を確保してください。
温度管理
アビシニアンは気温の高い国が原産国のため冬の寒さが苦手です。冬場は暖房器具を活用し、室温を一定に保つように心がけましょう。
猫の年齢や体型などの個体差により適切な室温は異なりますので、どのくらいの温度が快適に過ごせるかを把握することも大切です。
ブラッシング
短毛腫のアビシニアンは抜け毛が多いため毎日のブラッシングは欠かせません。
特徴のひとつである美しく艶のある被毛を保つためにもブラッシングは大切です。またブラッシングを怠ることで毛玉を吐く回数が増える可能性があります。
ブラッシングは血流促進や身体にできたケガやしこりなどに気付くきっかけにもなるためスキンシップの一環として1日1回は実施しましょう!
水は怖くない?
個体差はありますが、アビシニアンには水を怖がらない子が多いとされています。抜け毛が多い換毛期にはシャンプーをするのもよいかもしれませんね。
ちなみにうちの子は水がとても苦手で、水の流れる音が聞こえるだけで走って逃げてしまいます…。怖いにも関わらずお風呂場には入りたがる不思議な子です(笑)
かかりやすい病気
アミロイドーシス
アミロイドという炎症などが原因で産生される異常なたんぱく質が様々な臓器の細胞と細胞の間に付着し、臓器や周囲の組織が正常に機能しなくなる病気です。
主な症状は元気消失、食欲不振、体重減少、多飲多尿、タンパク尿などがあります。
ピルビン酸キナーゼ欠乏症
ピルビン酸キナーゼ欠乏症は遺伝子性の血液疾患で、赤血球に含まれる酵素(ピルビン酸キナーゼ)が遺伝子的に不足することで赤血球が破壊され貧血を引き起こす病気です。
主な症状は食欲低下、元気消失、疲れやすい、呼吸が速い、口の粘膜が白くなる、黄疸などがあります。
進行性網膜萎縮
眼から入ってきた映像や光などを映す役割がある網膜が変形、萎縮してしまうことで網膜の機能が低下し視力が喪失してしまう病気です。
物によくぶつかる、体に触ると怒る、驚く、以前より音に敏感になる、階段や高いところに登らなくなる、瞳孔が常に開いているなどの症状があります。
まとめ
今回はアビシニアンの特徴についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか!少し神経質な一面があってもご家族にはたくさん甘えてくれるアビシニアンはとても可愛らしいですよね!
一緒に遊ぶことでスキンシップをとり、さらに絆を深めていきましょう!
アビシニアンと暮らしている方は是非お声がけいただき、うちの子自慢を聞かせてください♡