当院スタッフが学会で表彰されました!

皆様は愛玩動物看護師のコンテストや学会があることはご存じですか?

今回はコンテストで良い成績をおさめたスタッフと、学会で症例発表の表彰を受けたスタッフにインタビューをしてみました!

まずは、コンテストに出場したスタッフにお話を聞いてみましょう!

 

動物看護技術コンテストとはどんなコンテストなのか教えてください

日本動物病院協会の学会で開催された動物看護技術を競うコンテストで、留置・採血部門とバンテージ、包帯の巻き方部門と、飼い主への対応の仕方をロールプレイングする部門がありました。私は留置・採血部門に出ました。

この部門では全国から17名の方が参加されていて、3名ずつ前に出て技術を披露する形式で行われました。

制限時間5分内で「検査に必要な血液を適切な器具で適量採血する」、「点滴を流すための留置を適切な器具で適切な手技で設置する」この2項目を実施しました。

目の前には評価をしてくださる大学の先生方、撮影するカメラマン、会場のライブカメラや実況者など多くのオーディエンスがいる中での実施となりました。

その中で上位3名が表彰されました。

 

なぜこのコンテストに挑戦しようと思ったのですか?

日頃の診療で培った自身の技術を「コンテスト」という形でどれほど通用するのかというところと、自分のやり方とは違う、他の病院の方の技術を見てみたかったというところですね。

あと下世話な話ですが入賞者に送られる参考書や電子図書クーポンが魅力でそこを狙っていたのもあります(笑)

 

実際に参加してみて難しかったことや楽しかったことなどあれば教えてください。

周りは知らない方だけだったことと、自分の年齢より若い方ばかりだったら恥ずかしいという思いがありました。また大学の先生方による評価というプレッシャーや学会という雰囲気にのまれないかという緊張感もありましたね。

でも周りの参加者に話しかけてみると同年代の方が多かったのと「緊張しますね、お互い頑張りましょうね」など気持ちを共有できたことで多少リラックスして参加することができました。

参加するまでは緊張感の方が勝っていて大会前日は夜もしっかり眠れなかったんですけど、終わった瞬間の開放感はすごかったです(笑)

最終的には参加してよかった、楽しかった!という感想ですね。

 

次回もまた挑戦しようと思いますか?もしくは今後の目標があったら教えてください。

次回は同じ部門には参加しないと思います。

出るならバンテージとか他の技術部門に出てみたいです。保定部門などあれば面白そうですね。

自身の技術を確認するとか他の技術を学ぶという点ではとてもいい機会だと思うのでこの大会に限らず是非参加してみたいです。

 

コンテストで入賞する実力を持つ愛玩動物看護師がいると思うと心強いですね。

続いては、学会で発表をしたスタッフにお話を聞いてみましょう!

 

今回参加された学会とはどんな学会なのか教えてください

「動物看護」を職としている方々のための職能団体である、日本動物看護職協会が主催する動物看護大会です。

全国の動物病院から愛玩動物看護師の方が患者動物の管理や、動物看護に関する研究内容を発表し、知識と能力の向上や交流ができる場となっています。

 

発表した内容を簡単に教えてください。

当院に入院していた高齢犬の発作に関する発表を行いました。

具体的には、院内での入院管理・情報共有方法・症例に合わせた看護計画などです。

 

参加してみての感想を聞かせてください。

発表を作り上げていく中で、発作やそれに伴う合併症の知識をつけることができ、とても良い経験になりました。

人前での発表に苦手意識や不安もありましたが、院内での予演会や練習の甲斐もありヒルズアワードという賞を受賞することができました。

無事に終わった今では、3年目の若手のうちに経験ができて本当に良かったと感じています。

この記事を書いた人

田川(受付)
キャバリアが好きで愛犬とともに地方で行われるオフ会に参加するほど。通勤バッグから小物まで様々なものをキャバリアグッズで統一。当院の顔として常に笑顔と気遣いを忘れない丁寧な接遇がモットー。また当院のHPの作成やSNSの発信などといった広報も担当している。