動物用歯科用レントゲンを導入しました!
2025年1月13日
この度、当院では歯科用レントゲンを導入しました。
現在麻酔下での歯科処置を行う際に歯の状態を評価するために口腔内レントゲンを撮影しています。
いままでのレントゲンとの違いや撮影方法についてご説明します。
歯科用レントゲン装置とは?
歯科用レントゲン装置では従来のレントゲン検査よりもより鮮明に細部まで歯の状態を観察することが出来ます。
具体的には
・歯根部の評価
・顎骨の評価
・歯髄腔の評価
・欠歯/埋没歯の確認
などが可能になります。
従来のレントゲンと比較すると下記のような違いがあります。
歯科用レントゲンでは左右の歯が重ならず、様々な角度で撮影ができ、鮮明な画像を撮影することが出来ます。
撮影方法
歯科用レントゲンを撮影する時は基本的に麻酔をかけた状態で行います。
センサー(デジタルフィルム)を口の中に入れ、ポータブルタイプのX線照射装置を使用して撮影します。撮影した画像はすぐさまパソコンに表示され、確認することが出来ます。
どうしてレントゲンが必要なのか?
そもそもなぜレントゲンが必要なのか。ぐらつきがなく一見問題がなさそうに見える歯だったとしても歯根を確認すると歯周病になっている場合もあります。
歯周病をそのままにしてしまうと歯根部が膿んで顔が腫れてしまったり、顎の骨が折れてしまったりします。
正しく抜歯の判断をするためにはレントゲンが必要です。
歯周病についてはこちらもご覧ください。
麻酔をかけての歯科処置を不安に思われる方もいるかもしれません。
しかし、麻酔をかけて表面からでは見ることができない部分に対してもしっかり評価して処置を行うことで、口の痛みや口臭などの問題を解決して動物もご家族も楽しい生活を送ることができるでしょう。
歯科処置を行うか悩んでいる、処置を行うまでの流れはどうするのか、などといった当院での歯科処置については当院スタッフまでご相談ください。